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父の行方が分からなくなって
半年以上が過ぎた…
「あれから…父はどこに行ってしまったんだろう??あの日から父様の連絡はなし……」
私はひとり呟きながら町を歩いていた…
買い物を済ませ家に帰ろうとした時
私と同じくらいの男の子が突然現れた…
『お~い!!さっきこれ落としてったぞ』
「えっ!!あっ…ありがとうございます」
『ぼ~っとしてるからだぜ』
男の子はニカッと笑いながら落とした物を私の手のひらに置いた
『気をつけろよ…お前危なっかしいみたいだからさ』
男の子はニカニカと笑いながら去って行った…
私はその場に立ち尽くして思わず笑ってしまった
(ふふっ…あの男の子…おもしろいひとだなぁ…)
私は一瞬の出来事を思い出しながら
自分の家へと帰った…
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