20歳と高校生

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「……そんな顔で見つめないでよ。」 亜希はまるで子犬のような 顔をしていた。 「また、玲衣に会いたい。」 子犬のような顔を していかと思うと次は、 真剣な顔をした。 「なっ、なんなのよ…。」 「じゃあ、これあげる。」 すると亜希は、自分がもっていた 鞄の中から鉛筆と紙を取り出して 何か、書き始めた。 「俺の携帯番号♪」 「いらないわよっ!」 「玲衣が寂しかったり、辛いときになったら、連絡したらいい…俺どこにいても飛んでくる。約束する。」 そういい放つと、亜希は 無理矢理、玲衣の手の中に 紙を押し付けた。 「ちょっ!!」 「じゃーね♪玲衣」 そう言うと、亜希は 走っていった。 「なんなのよ………。」
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