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「……そんな顔で見つめないでよ。」
亜希はまるで子犬のような
顔をしていた。
「また、玲衣に会いたい。」
子犬のような顔を
していかと思うと次は、
真剣な顔をした。
「なっ、なんなのよ…。」
「じゃあ、これあげる。」
すると亜希は、自分がもっていた
鞄の中から鉛筆と紙を取り出して
何か、書き始めた。
「俺の携帯番号♪」
「いらないわよっ!」
「玲衣が寂しかったり、辛いときになったら、連絡したらいい…俺どこにいても飛んでくる。約束する。」
そういい放つと、亜希は
無理矢理、玲衣の手の中に
紙を押し付けた。
「ちょっ!!」
「じゃーね♪玲衣」
そう言うと、亜希は
走っていった。
「なんなのよ………。」
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