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20歳と高校生
「玲衣…別れてくれない?」
突然彼氏から別れを告げられる
そんなのは、慣れていた
だけど、毎回 毎回
泣いていた
悔しかった
悔しかった
悔しかった
だけど毎回本当に
好きになる
「うん…今までありがとう」
そして男は去っていった。
「泣かない、泣かない、
あんなやつなんかの為に
泣かない……。」
うつむきながら
夜の街を歩いていた。
《ドンッ》
うつむいてたいたせいか
人にぶつかってしまった
そのせいで、我慢していた
涙もこぼれ落ちてきた
玲衣はその場に
崩れ落ち、声を殺しながら
泣いた……
「っう、うぅ……」
「お姉さん、大丈夫?」
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