†chapter1†

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「町ならあっちに真っ直ぐ2時間ぐらい歩いたら在るから。これで用は済んだでしょ?」 「おお、ありがとう。」 感じ悪いのに、案外教えてくれた。 「それは良かったね。じゃあ。」 ―――シュン 「は?消えた!?」 さっきまで喋ってたはずの女の子が、素っ気ない挨拶と共に消えた。 ダメだ、展開に頭がついていかない。 「落ち着け俺、一旦状況を整理しよう。」 俺は上條魔雄、1回死んで生き返った。それ以外のことは、わからない。 おけ、整理が終わった。 「結論。なんもわかんね。」 ………だめだ、状況整理した意味。 だがしかし!!町の場所はわかった! とりあえず町へ行こう。 「でも、歩いて2時間か……。走るか。」
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