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「町ならあっちに真っ直ぐ2時間ぐらい歩いたら在るから。これで用は済んだでしょ?」
「おお、ありがとう。」
感じ悪いのに、案外教えてくれた。
「それは良かったね。じゃあ。」
―――シュン
「は?消えた!?」
さっきまで喋ってたはずの女の子が、素っ気ない挨拶と共に消えた。
ダメだ、展開に頭がついていかない。
「落ち着け俺、一旦状況を整理しよう。」
俺は上條魔雄、1回死んで生き返った。それ以外のことは、わからない。
おけ、整理が終わった。
「結論。なんもわかんね。」
………だめだ、状況整理した意味。
だがしかし!!町の場所はわかった!
とりあえず町へ行こう。
「でも、歩いて2時間か……。走るか。」
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