†chapter1†

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「おら!病院行くんだから、慰謝料よこせよ!」 うわ、頭悪っ! 「病院行くなら請求すんのは、慰謝料じゃなくて治療費ね。」 「ど、どっちでも良いだろ!」 「まぁ、どっちにしろお金無いから払えないけどね。」 あ!そういえばお金無いからメシ食えないじゃん!ショックー。 「フザケてんのかテメェ!!」 右肩イテェって騒いでた方が、俺の胸ぐらをつかんで右手を振り上げた。 「なんだ、右肩上がるじゃん。折れてないよそれ、ヘーキヘーキ。」 「てっ、テメエ!調子乗んのもいい加減にしろよ!」 男が拳を振り下ろそうとしたその時! 「そこまでだ!」 白馬に乗った王子様が助けに来てくれたのー!キャハ!/// はい、嘘です。本当は馬には乗ってないし、格好も銀色が基調の鎧でどっちかって言うと騎士だし。 まぁ顔は王子様ってかんじだけど…。 ケッ、イケメンなんて嫌いだ!
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