†chapter1†

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「だれだテメェ!?」 そうだそうだ!誰だお前! 「私は、帝国直属勇者レニオール・ジョエルだ!」 え?自分で勇者って名乗っちゃうの?なんか恥ずかしくね? 「ちっ!勇者か、ずらかるぞ!」 男が勇者とわかると2人はさっさと逃げていった。 え?なに?勇者って警察みたいなもん?職業なの?私の職業は勇者です。ってか? 「君、大丈夫か?」 考え事をしてたら、甘い王子様フェイスが俺の顔のすぐ側に! 「だ、大丈夫!大丈夫だから!顔が近い!」 「すまない、ぼーっとしていたようなのでな。」 余りに近すぎて少しドキッとしたじゃねぇか! 念のため言っとくけど、俺にそっちのけは無いからね! んー、でも改めて見てみると茶色のセミロングで若干の癖っ毛、茶色のクリッとした目。 顔は完璧王子様だな。 「ところで君は、どこから来たんだ?この辺りでは見ない恰好だが。」
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