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「だれだテメェ!?」
そうだそうだ!誰だお前!
「私は、帝国直属勇者レニオール・ジョエルだ!」
え?自分で勇者って名乗っちゃうの?なんか恥ずかしくね?
「ちっ!勇者か、ずらかるぞ!」
男が勇者とわかると2人はさっさと逃げていった。
え?なに?勇者って警察みたいなもん?職業なの?私の職業は勇者です。ってか?
「君、大丈夫か?」
考え事をしてたら、甘い王子様フェイスが俺の顔のすぐ側に!
「だ、大丈夫!大丈夫だから!顔が近い!」
「すまない、ぼーっとしていたようなのでな。」
余りに近すぎて少しドキッとしたじゃねぇか!
念のため言っとくけど、俺にそっちのけは無いからね!
んー、でも改めて見てみると茶色のセミロングで若干の癖っ毛、茶色のクリッとした目。
顔は完璧王子様だな。
「ところで君は、どこから来たんだ?この辺りでは見ない恰好だが。」
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