†chapter1†

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「あのさ…。俺、お金も泊まるところもないんだよね……。」 異世界に泊まろう、只今交渉中。 「それならうちに泊まると良い。部屋も空いているし、食事も問題ない。」 マジか!あっさり交渉成立。 ってなわけで、レニー宅へ言ってみると… 「うん、予想はしてたけど………家デカッ!!やっぱりレニーって貴族とか?」 家って言うより城。小さな城みたいだ。 「ああ、古くからある。一応名家らしい。」 「らしいって、自分の家だろ?」 「幼いころから剣の修行ばかりで、そういうのには疎いんだ。」 なんかレニーは貴族ってあまり感じがしない。 俺の独断と偏見で凝り固まった貴族のイメージって、もっと偉そうで、権力大好きで、性格悪いんだけど。 何ひとつレニーには当てはまらない。 「なんか、変わってんなレニーって。」 「そうか?」
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