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「あのさ…。俺、お金も泊まるところもないんだよね……。」
異世界に泊まろう、只今交渉中。
「それならうちに泊まると良い。部屋も空いているし、食事も問題ない。」
マジか!あっさり交渉成立。
ってなわけで、レニー宅へ言ってみると…
「うん、予想はしてたけど………家デカッ!!やっぱりレニーって貴族とか?」
家って言うより城。小さな城みたいだ。
「ああ、古くからある。一応名家らしい。」
「らしいって、自分の家だろ?」
「幼いころから剣の修行ばかりで、そういうのには疎いんだ。」
なんかレニーは貴族ってあまり感じがしない。
俺の独断と偏見で凝り固まった貴族のイメージって、もっと偉そうで、権力大好きで、性格悪いんだけど。
何ひとつレニーには当てはまらない。
「なんか、変わってんなレニーって。」
「そうか?」
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