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「お帰りなさいませ、レニオール様。」
「ああ、みんなただいま。」
入り口を開けると、執事とメイドさん達が並んでお出迎えしてくれた。
「おぉー!本物のメイドさん!やっぱりアキバのメイドさんとは違うね!!」
興奮を隠しきれない俺を、どん引きしながら視線を送ってくるメイドさん達。
やめろ!そんな目で俺を見るな!
「彼には、今日からしばらくここに泊まってもらう、丁重にもてなしてくれ。」
「畏まりました。」
「マオ、とりあえず私の部屋に行こう。」
そう言って案内されたレニーの部屋は、生活に必要最低限の物しか置いてなかった。
「意外と質素なんだな。」
「生活出来れば十分だからな。飾りは必要ないだろう?」
うん、なんかやっぱり貴族っぽくない。
こういう飾らないできた人間が上司だと嬉しいんだろな。
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