†chapter1†

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「そういえばマオ、君はいつから記憶喪失なんだ?」 いきなりだな、そんな設定だったな確か。すっかり忘れてた。 なんて答えよう……………ここは素直に今日からで良いか。 「実は今日からなんだよね。」 「今日から!?」 「うん、気づいたら森の中で倒れてて……。」 気づいたら森の中だったのは嘘じゃないけども。 「それで全然道がわかんなかったんだけど、途中で会った女の子…に………あっ!」 「ど、どうした急に。」 「その女の子が話し終わったら、急に消えたんだよ!」 「あぁ、それはおそらく魔法だ。」 魔法!?どこのファンタジーだよ!…ってこれファンタジー小説か。 「魔法?なにそれ?俺にも使える?」 異世界に来たんなら、魔法の一つや二つぐらい使ってみたい!
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