†chapter1†

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「それにしても、これからどうするかな。」 今、俺には目標とかが無いわけで。 他の小説の主人公達は、元の世界に帰るとか、使命があったりするわけで。 俺は、この世界に生き返ってるんだから元の世界には戻らないし、特に使命を受けたわけでもないわけで。 富良野は寒いわけで。 「ホントどうするかなぁ。いつまでも居候ってわけにもいかないしな。」 何にも案が出ないまま、俺は知らない間に寝てしまっていた。 「お待たせいたし…………。(イラッ)」 その後、戻ってきたセバスチャンのやり場のない怒りを乗せた枕が、顔面に飛んできたことを俺は知らない。
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