†chapter1†

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「そこに誰か居るのか?」 音のした茂みに声をかけてみる。 人間だったらいいな。 ―――しーん だがしかし無反応。 「おーい。」 ―――しーん 再び無反応。 「お゙いゴラ!ウンとかスンとか言ったらどうだ!!」 「スン」 「違あぁぁう!!俺が言えって良ったんだけど、そうじゃぬえぇぇ!!」 …ってあれ?返事したってことは人間? うおぉ!やった!人間だ!天国のお母さん、僕はやっと人に会えました! でも、この世界で初めて交わした言葉が、スンって…。 まぁ贅沢は言ってられませんな。
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