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綺麗な星が瞬いていた
月が輝いて、樹を照らした
美しい桜が咲いていた
アナタハイナカッタ
桜の木に手を付き、少女は泣いた。
「もういいよ 最初から分かっていた どこにも行けないと…
大人になるとはこういう事なんでしょう…ねぇ…
」
少女が森から見た景色は少し温かく感じた。
「大丈夫 あなたは、そのままでいて?
記憶の中の笑顔で私は生きていける…」
少女はお守りを手にすると、中から花びらを出して飲み込んだ…
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