21.「手紙」

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『 敦史 限界なんて、私の方だよ。 ずっとずっと、恋しくて、苦しくて・・・その繰り返し。 「薄井さん」って呼ばれることにも慣れたし、 結婚している自覚も出来た。 でも、側に敦史が居ないことだけは、ずっと慣れなくて、淋しいよ。 敦史の手紙を見て、抑え切れない気持ちを、 和田編集長にぶつけたんだ。 編集長は困ったはずなのに、私たちに最高のクリスマスプレゼントをくれたよ。 だから、この手紙は、 そのプレゼントの証し―― .
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