21.「手紙」

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街はどこもクリスマス一色だね。 初めて一人で降り立つこの街は、 ちょっぴり怖くて、 でも、すごく温かく感じたよ。 この手紙を持って、 アナタの住所のメモも一緒に…… タクシーを降りて、 シャレたアパートに着く。 ブザーを押したら、懐かしい声が聞こえた。 「――加世」 アナタが出てくるまでの数秒が、 白い吐息と交ざって、幻のように感じる。 大丈夫、 すぐに触れ合って、現実だと分かり合えるから……。 結婚しても 何年経っても アナタを見る度に胸がトキメク アナタに恋してる アナタを愛してる with love 加世 』 .
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