大双剣のシーフ

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  暗い地下牢。物心ついた時には、既に俺は此処にいた。 何故俺は閉じこめられている? ――それは落ちこぼれだから 誰が一番悪いのだ? ――それは俺。無力とは悪。 自問自答。 自分に問いで、自分が答える。 ずっと一人だった少年には、創り出されし人格と対話するだけだった。 「そろそろ…か」 ――パタン それを合図にしたかのように、扉は開いた。 「今晩は。愚兄さ~ん」 「……今晩は」 俺、三つ子でこの二人妹ね。 さ~て、毎回恒例のギャグをイキますか。 「貴様に兄さんと呼ばれる筋あいは無い」←(`ω´) 「ま~た。憎まれ口を叩いて~」 「……ま、良いんだけどね」 「「そのお陰で容赦なく出来るんだから」」 良く喋る方の妹が足を振り上げ―― 「サッカーキーック!!」 ――頭をかち上げる!! 頭に花火散らしたような衝撃。   ∧ ∧ ∧ ∧目が見えない Σ( ω ;≡; ω )    / つ つ 真っ暗だおWW  ~(_⌒ヽ    ) `Jззз ブーツ目に直撃wwwwwww暗いくて周りが見えないwwwwwwww 「目が!!目がぁあああ!!」 「……ちょっと!!目はやりすぎよ!!」 無口な妹タソやさすぃwwwwwwwww 「いいえ。これは兄の芝居です」 「ばれちゃったwwwwwwwはいwwwwムwスwカwです反省はしてないが後悔はしてるwwwwwwwww」 「死ねぇぇぇ!!」 無口な妹タソは『必殺ヤイバ』で攻撃。しかしお喋りな妹タソに止められた。 「殺させてぇえええ!!お願いだから!!コイツを!!コイツを!!」 「駄目よ!!姉さん!!刃物は洒落にならないわ!!」 「ヤメテエエエエwwwwwwwwあたすぃの為に争わないでwwwwwwwwww」         「ボコボコにされますたwwwwwwwwwww妹タソツンデレテラカワユスwwwwww」 ――シリアスな空気をぶち壊して大丈夫か? 「大丈夫じゃない。大問題だ」
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