抱きしめたい

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いやらしい男と思われてもいい 俺は香住が抱きたかった それは香住が哀れに思えただけじゃない。反対に俺が抱きしめて欲しかったからだ 香住の身体は美しかった。ロボットみたいにただ綺麗なだけと思っていた俺… 腰のくびれは俺の手のためにある、乳房は俺の手の平のためにある、まるで全てが俺のためにあるような錯覚を引き起こす 身体に纏わり付く、長い黒髪は、深海に住む人魚みたいでベットは海だ 大嫌いな女が、俺の身体に包まれている 彼女は小さな声で泣きながら何度もゴメンナサイ…そう呟いた 真由子にはこんな優しい抱き方しなかったのに、香住には溢れんばかりの愛情で抱いている… 嫌いは…愛情の裏返しだったんだ… 疲れたのか香住は寝息をたてて眠っている まいったな…本気になりそうな予感だ… 香住の身体はとんでもなく魅力的で、可愛くて、溺れてしまいそうだ…同僚にこんな事しちゃって…後悔もある これから仕事進めていかなきゃならない関係でもあるから 目覚めた香住は起き上がり俺を見た 『こんなつもりなかったんだけど…今日の事忘れて』と言われた その顔がますます俺を挑発した。ダメという香住の中に無理矢理入り、また彼女を狂わせた お互い朝まで愛し合った
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