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弥生さんの姿が見えなくなって、小さなため息を1つつく。
2人が一緒にいてくれるのは楽しいよ。
でもわかってる。
気を遣ってくれてるってこと。
初めて3人で飲んだ日から、もうすぐ2ヶ月。
夏の暑さも通り過ぎて、秋が深くなってきた。
あの日以来、2人は結人のことには一切触れなくなり、その変わりなぜか私を見張るかのように、常にどちらかが周りにいる。
仕事中は弥生さんが、仕事が終われば由菜が。
私、そこまで沈んでたように見えたのかな。
それとも、もしかしたら現れるかもしれない結人を待ってる、とか?
由菜はそうかもしれない。
だけど私は、別に現れてほしくなんかないし。
ため息を再びつき、コピー機と睨めっこ。
考えることは減ってきたと思う。
でもこんな風にボーッとする時間があれば、気づいたら考えてる自分がいて。
心の中で想うくらいならいいよねって思っちゃうんだ。
「こっとは~!」
コピー機に項垂れてると、同僚がチョー笑顔でコピー室に入って来る。
「…なんじょふか」
「あんた最近、ウザ男と仲良いけど何があった!?」
……ウザ男?
「ウザ男って誰」
「弥生駿のあだ名でしょ~!コレ知らないって琴葉会社の人間じゃないよ!?」
ぅえ?そこまで?
キョーミないことは右から左へスルーだからなぁ。

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