happy.9

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弥生さんの姿が見えなくなって、小さなため息を1つつく。 2人が一緒にいてくれるのは楽しいよ。 でもわかってる。 気を遣ってくれてるってこと。 初めて3人で飲んだ日から、もうすぐ2ヶ月。 夏の暑さも通り過ぎて、秋が深くなってきた。 あの日以来、2人は結人のことには一切触れなくなり、その変わりなぜか私を見張るかのように、常にどちらかが周りにいる。 仕事中は弥生さんが、仕事が終われば由菜が。 私、そこまで沈んでたように見えたのかな。 それとも、もしかしたら現れるかもしれない結人を待ってる、とか? 由菜はそうかもしれない。 だけど私は、別に現れてほしくなんかないし。 ため息を再びつき、コピー機と睨めっこ。 考えることは減ってきたと思う。 でもこんな風にボーッとする時間があれば、気づいたら考えてる自分がいて。 心の中で想うくらいならいいよねって思っちゃうんだ。 「こっとは~!」 コピー機に項垂れてると、同僚がチョー笑顔でコピー室に入って来る。 「…なんじょふか」 「あんた最近、ウザ男と仲良いけど何があった!?」 ……ウザ男? 「ウザ男って誰」 「弥生駿のあだ名でしょ~!コレ知らないって琴葉会社の人間じゃないよ!?」 ぅえ?そこまで? キョーミないことは右から左へスルーだからなぁ。

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