12人が本棚に入れています
本棚に追加
優聖は、突然立ち上がり… 部屋に飛び込んだ。
きっと泣いているにちがいない…。
でも、
優聖がいなくなったら困るのは俺なのに…
気がゆるんだのか、
たまっていた涙が一気に溢れでた。
「もっと…もっと一緒にいたかったな……」
そう呟いた時だった。
「さて…
優聖はそろそろ部屋に行ったかな?」
消えたはずの画面が再びついた。
そこには目を赤くして、ズズッと鼻をすする彼女の姿があった。
「私の予想が外れてたら、悪いケドお父さんと二人にしてね?」
「……ハハっ…」
予想は的中。
君はあいつが泣くのを予想して、俺に宛てたメッセージを流した。
最初のコメントを投稿しよう!