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「関西人というのは『匈奴(きょうど※1、次章冒頭参照)』顔負けの連中だ。
キミも『阪匈(はんきょう※2)』という言葉をきいたことがあるだろう?
どんなに手をうっても侵入をくいとめられん。
「文化的には進歩地域だけに、かえって始末が悪い。
凶暴さを仮面の下に隠すすべを知っている。
「それが一度集団になって、嵩(かさ)にかかるとあれだ。
あの『阪神』ファンだ。
「変身する。
ジキルとハイド。
オオカミ男。
関西人。
・・・変身する前の、顔にだまされてはいかん。
「本当ですかあ?
そんな・・・
そりゃ、『横浜』のファンだし、ぼくも『阪神』の熱狂的なファンには、あまり好い印象をもたないけれど。。。
「でもなあ。。。関西の人だからって、みんながみんな、あんなじゃないでしょう?」
「甘いぞ。関西人である以上、99.9パーセントが『阪神ファン』であり、必然的に99.9パーセントが『狂って』いる。
統計的事実だ。
関東の人間にもかかわらず、たまに『阪神ファン』などというヤカラもいるが、『精神に不自由』な連中だ。市中引き回しの上、獄門打ち首にすべきだ」
「関東、『ところ払い』くらいで、いいんじゃないでしょうか?」
「うむ。『心神喪失』ということで、その程度でもよろしい。同じ関東人だからな」
男が「渋い顔」をしながらも、同意した。
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