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「アーハハハハハハ……はぁはぁ……」
小太りの男は息を整えると、ゆっくりと少年達の方へ歩き出した。
「実はね。これまだ人間には試した事なかったんだよ」
そう言うと小太りの男は自分の左眼を指差した。
「何故かわからないけど、僕が力を込めて睨みつけると皆動かなくなっちゃうんだよね~イヒ」
小太りの男は思い出す様に少年達に話し出す。
「まず最初は野良猫だったんだけど、あまりにも鳴き声が五月蝿いから睨みつけたんだよ。そしたらね、猫、いきなり口を開けたまま止まっちゃったんだ!僕も最初は猫にからかわれてるのかと思ったけどそうじゃなかった。本当に動かないんだぁ……今の君達と同じに……イヒ」
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