1章

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側に立っていた少年の顔に和樹の血飛沫が付く。 「こう!こう!こう!こう!こうだぁああああああ!」 小太りの男は和樹の頭耳口鼻ところかまわずに石で殴りつける。 肩で息をつきながら小太りの男は話し出す。 「わかったかな?じゃ和樹はもういいかぁ…イヒ」 そう言うと和樹と呼ばれていた血まみれの少年は大木が倒れる様に地面にひれ伏した。 その姿を見て小太りの男はまたも嗤い出す。 「あら?あれあれあれ?こんな所で寝たら風邪引いちゃうよ?まっ、和樹がいいなら僕は構わないけど~」 小太りの男は残る3人の少年を見やりながら呟く。 「さてとまだまだ質問タ~イムは終わらないよ…イヒ」
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