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「あ、水を買わないと。生水は飲めないし。」
ちなみに私は、歯磨きくらいでは、お腹を壊しませんでした。
「うーん、水もけっこう高いなぁ。」
安い物はないかと物色していると、ありました!
1リットルくらいのボトルが5バーツ!?
「安っ!?大丈夫なん?15円…」
安けりゃいいか♪
結果的に、これはいい判断でした。
この水が後に役立ちます。
この日は早めの晩御飯に、安い食堂でカレーとスプライト。
暑い国では炭酸がうまい。
日が暮れる前に、裏通りも歩いてみる。
ここはスラム街かな?
建物はトタンで、異臭の漂う地域だった。
「いやだな~、怖いな~、怖いな~。」
と稲○淳二さんのセリフを思い出しながら歩く。
人通りは全くない。ウロウロしている間に、辺りは闇に包まれた。
ヒタヒタ…ガリガリ…
何かが近づいてくる…
先ほどの淳二さんの怪談が頭を過ぎる…
「ひっ!?…ナムアミダブツ…ナムアミダブツ…」
暗闇の中から迫り来るものの正体が、ぼんやりと見えてくる…
「なーんだ、犬やんか(笑)」
はぁ、心配して損した♪
と思ったが、甘かった…
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