1・事の始まり

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「残念ながらこれ以上私からお前に教えることはないのだ」 首を傾げ疑問符を浮かべる悟空に対し、神は淡々と続ける 「もはやお前は神である私すらも超えてしまったということだ」 「っ!ホントか、神様!!」 心底驚いたように叫ぶ悟空に頷くことで肯定する 自らの両手を感慨深げに見つめるも数秒後には困ったような表情をうかべている 「でもよぅ、そんじゃオラどうやって修行したらいいか分かんねぇぞ」 「神を超えて尚強くなろうとするか、真に恐るべきはその強さへの果てなき向上心なのかもしれんな」 「……?」 「新しい修練については明日教えてやる、今日はもう身体を休めるのだ」 「ん~、分かった。ポポ~オラ腹減っちまった」 数秒悩んだみたいだが素直に宮殿に向かい、ミスターポポに話し掛ける悟空を見送り、神はその場を後にした 翌日、寝間着から胴着に着替えた悟空は宮殿を出て、身体を解した後一人で鍛練に勤しんでいた 筋トレから型の修練、瞑想等を一通り終わらせたところで悟空は背後に気配を察し立ち上がる 「孫悟空、神様が呼んでいる」 「分かった、次はどんな修行すんのか、オラワクワクしてきたぞ!」 ミスターポポに呼ばれ、振り返った
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