初めの終わり

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いくら銀時の知り合いだとしても許さないよ? ボクノソバニイナキャ ダ メ ナ ン ダ 。 地面が紅く染まる頃、僕は銀時の体を抱いて走った。 何処までも どこまでも ドコまでも ドコマデモ… 皆が握っていたから、一緒に置いてきちゃった両腕は、名残惜しいけど…僕以外の人が触ったのなんか嫌だ。 銀時は、もう僕を抱き締められないけど、代わりに僕がギュッて抱き締めてあげるからね。 抱き締めた。 冷たかった。 ツメタカッタ? まぁ、いいや。 側に居られれば良いんだもん。 冷たいなら、僕が温める。
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