『席替え ~愛奈Side~』

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「ガタガタッ」 このクラスになって、初めての席替え。 「…なんで…」 篠宮愛奈、15歳。 神様。私は何か悪い事をしてしまったのでしょうか。 よりにもよって…前と同じ席だなんて。 「もう生きていけない…(泣)」 かなり落ち込む私の耳に、無駄に明るい声が響いてきた。 「あいな~っ!席どこになった~~?」 この声は… 「だいき~(泣)」 「おわっ!?なした!?」 こいつは小坂大樹。 出席番号の関係で、前回まで隣だった。 明るくて、面白くて、ちょっと天然で。 結構みんなの人気者だ。 私も大樹が隣だったおかげで、学校生活の半分は楽しめていた気がする。 じゃあ、なぜ半分しか楽しめなかったかというと…
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