迷路

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思った以上に出口は近かった 別れ際、友人は少女に聞いた 「パパとママはどうしたの?」 少女は答えた 「パパは居ないの」 「でもママはあっち」 そう言って迷路を指差した 「置いてきぼりで良いの?」 友人が心配しながら問いた 「だいじょーぶ、ママ、ほうこうおんちだから」 「そっか…」 暫く時が止まったように皆微動だにしなかった
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