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プロローグ
───ある日を境に
俺は約数ヶ月間、同じ夢を何度も視るようになった。
ただ、どんな夢だったかは────よく覚えていない。
その夢を視てる間は、どんな内容だったのかを思い出すが…
夢が覚め
目覚めた時にはその内容を忘れてしまうのだ。
起きて直ぐに分かる事は、信じられない量の寝汗。そして充分な睡眠を採ったにも関わらず、まるで激しい運動をしたかのような身体の疲労。
それに、今まで1ヶ月に1回だったその夢も徐々に周期が短くなっていき…
今では週1ペースとなり、より一層身体に負担を掛けていく。
そして────前回の夢から1週間後の今日。
俺はまた、例の夢を視る事になる────…
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