始まり始まり

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「もう。お兄ちゃんのバカ」 いきなりのご登場だな甘夏。 俺を罵倒しながらリビングに入ってきたのは我が妹。 なんか物凄く不機嫌そうだ。 「・・・・・・ふん」 思い切り不機嫌だぞとアピールしながら席に座る甘夏。 座るのは俺の隣。 「・・・・・・さてと」 そろそろパンは焼けたかな? 俺はカリカリに焼けてるより、少しふにゃふにゃなのが好きだからな。 しっかり確認しないと。 コースターに急いで確認しに行く。 「うん。いい感じだ」 パンはベストな状態に焼けている。 パンをお皿に取り出し、バターを塗る。 一応、不機嫌アピールをしてる甘夏の分も用意しておく。
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