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「オハヨウゴザイマシタ」
夢の声に話しかける
最近は毎晩のように出てくるせいで日課のようになってしまった
おかげで気分も最悪
疲れも余り取れていない気もする
…体が重い
ピピピピ!ピピピピ!…
目覚ましが鳴った
これも夢のせいか、目覚ましよりも早く目が醒める
目覚ましを買った意味が無い
親は居ないので、朝は静かなものだ
時刻は六時五十分
ピピピピ!ピピピピ!…
「はいはい、今止めてやんよ」
いい加減うるさいので重い腰を上げ、向かいのタンスの上にある目覚ましを止める
ちょっとした静寂
部屋のカーテンの隙間から朝日が覗いている
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