EP.1 始まり

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「オハヨウゴザイマシタ」 夢の声に話しかける 最近は毎晩のように出てくるせいで日課のようになってしまった おかげで気分も最悪 疲れも余り取れていない気もする …体が重い ピピピピ!ピピピピ!… 目覚ましが鳴った これも夢のせいか、目覚ましよりも早く目が醒める 目覚ましを買った意味が無い 親は居ないので、朝は静かなものだ 時刻は六時五十分 ピピピピ!ピピピピ!… 「はいはい、今止めてやんよ」 いい加減うるさいので重い腰を上げ、向かいのタンスの上にある目覚ましを止める ちょっとした静寂 部屋のカーテンの隙間から朝日が覗いている
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