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[ピンポーン]
こんな雨の中、誰だ?と思いつつ、玄関にいきドアを開ける。
「お前っ、どうしたんだよ」
そこに立っていたのは、俺の彼女、都茱[つぐみ]だった。
彼女は今にも泣きそうな感じで、傘をさしていなかったのか、ビショビショだった。
「そこにいたら濡れるだろ、入れ、今タオル持ってくるからな」
彼女は下に俯きながらも、頷いた。
俺は、風呂場からタオルを持って玄関に行き都茱にタオルを渡した。
俺は「風呂入って行くか?もしよかったら俺ん家泊まるか?」
と言った。そしたら、彼女は「いいの?」と、か細い声で言った。
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