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2005年12月24日
午後6時過ぎ
死神鎌を持ち真っ赤なワンピースを着た少女を見た。
君が手にしている丸いものは何??
もう少し手を伸ばせばそれを確認出来る。
そう感じたとき、私は血の気の引いた顔の姉にたたき起こされた。
「由衣っ!!!!」
「もぅ、何ぃ??」
「おかぁが!!おかぁがまた倒れた!!」
「ぇ!?!?」
慌てて起きた私の目に飛び込んできたのは
意識がなく、呼吸をしているかもわからない母の姿だった。
状況が飲み込めずにいる私に姉の
「救急車!!!早く!!!!」
っと急かす声が響く。
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