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「ねー咲夜? この鼻が尖っている男は馬鹿なのかしら? お金がないなら、働けばいいじゃない?」
「お嬢様。失礼ながら、それはそういう役割だからでございます。」
「ふーん。まぁこの男にお金が無いからこそギャンブルをさせる漫画が出来る訳ね。」
「そのような考えで宜しいかと。」
「あ、このゲーム面白そうね。ちょうど似たような立場の輝夜がいるし、勝負を挑んでみようかしら。」
紅魔館の一室にて、レミリアと咲夜がいた。レミリアの目の前の机には某鼻が尖った人のギャンブル漫画が無造作に積んであった。
「……輝夜様ですか? 至急、迷いの竹林に行く準備を致します。」
咲夜は今が夜であるにも限らず他人の家に向かうという礼儀知らずの主に怒りを感じ……るはずも無く、あっと言うに外に行く準備を整えた。
「うーん、時間だし起きているかしら? まぁ、寝ていた時は起こせばいいわね。」
「そうですね。……では、向かいましょうか。」
そういうと、目の前から咲夜が消えた。恐らく、時を止めて先に行ったのだろう。レミリアも後を追うように漆黒の空に飛び去った。
後には、折目を付けられた本が残された。本の内容は……Eカード……!
今宵、熱き従者同士の戦いの幕が切って落とされたっ……!
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