事の始まり

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そのストーカーは実はストーカーではなかった。 ただ単に誰もいない民家に入り、金を盗んでそそくさと逃げ帰ろうとしていた途中だったらしい。 前をお姉さんが歩いていたのはただの偶然で私が邪魔するまでは順調だったらしい。んなもん知るか。 どっちにしろパトカーに乗せられ刑務所へ向かった。 そして、私の方はというと何やら店長のはからいでガラス代をバイトで返すという条件で店から直接親に連絡はしないという事になったらしい。 つまり、バイトする事もその理由も親に言うかどうかは、自分自身で決めろということだ。 どうせバレるのだから言うつもりでいたが店から伝えてくれればいくらか楽だったのに…
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