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「このナルシストの館は店員はナルシスト限定だ。どんなとこでもいい。
とりあえず自分がナルシストになれる部分をローラーで最大限に引き伸ばし、他人を助けてやり、できるだけボッタクリ値で…」
「ちょ…っちょっと待ってください!」
なるみは聞いていられず店長の小鳥遊の言葉をさえぎった。
「どうしたんだ?何か不満か?」
と店長…いや小鳥遊…いやもう店長でいいや店長はどや?顔で聞いてきた。
「あの…いくつか聞いてもいいですか?
まず…ナルシストの部分をローラーで引き伸ばすって…ローラーで引き伸ばすのは不可能ですし、
そんな究極の引き伸ばしの道具で引き伸ばしたら薄っぺらい紙のようなモノになってしまいますが…それと」
「あーもういい」と今度は店長の言葉でさえぎられた。
「お前の言いたいことは分かった。つまり真面目にやれってことだろ」
「真面目にやってなかったんですか!?」
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