事の始まり

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「だってめんどくせぇじゃん。だいたいなんでナルシストの館なんてめんどくせぇ名前ついてんだよ。 もうめんどくせぇよ。どれくらいめんどくせぇかってーと、もうなんかめんどくせぇよ」 「どんだけ面倒くさいんですか!!しっかりしてくださいよ!!店長なんでしょ! ってか店長のくせになんで名前の由来知らないんですか!!」 「とかなんとか言ってるけどな、…実は言うほど店長でもないんだよ!」 「ええええ!?なんて事実だよ!!」 もう何がナンだかわからないなるみ。店長じゃなけりゃ なんなんだ。 「おい…店長に向かって何て口をきくんだ…!!」 急に怒り出すってか逆ギレの店長。さっき言うほど店長でもないって言ってたじゃないか。 さすがにヤバいと悟ったなるみ。と、そこへ。 「もう新人いびりもそこまでにしなさいよ」 天からの救いの女神のような綺麗な声。 もう成るように成っちまえと諦めていたなるみはファイティングポーズのまま固まっていた。
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