これは僕

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「おはようございます」 初めて、鼓膜が震えた。 瞼を上げると、白衣の女性が覗きこんでいた。 「おはようございます、私の言葉が理解できますか?」 ゆっくりと首を縦に振ると、女性は小さく笑った。 「はじめまして……私たちの子」 永久に続く呪縛が、ボクの中で始まった。 .
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