206人が本棚に入れています
本棚に追加
/114ページ
そうなのよ、とさも疲れたように振る舞う主婦。
「私は三日月さんの友人ですが、久しぶりに彼女に会いに来たらいないものですから…部屋は此処で合っていますよね。」
主婦の名前は保田 久美子（ﾔｽﾀﾞ ｸﾐｺ）
「そういえば最近あまり見ないのよね。」
「最近誰か来ました？
もしかしたらその人の家に遊びに行っているのかも」
「誰も来てないわね…
宅配便ぐらいかしらね」
主婦はその宅配便の男性がなかなかの男前であるとか、制服姿が暑そうだったとか、聞きもしない話を永遠30分も聞かされた。
途中でなかなか逃げられないのが主婦の魔法とでも言えるだろうか…
遥はその日それ以上調査をしなかった。
最初のコメントを投稿しよう！