No.05 隔離

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  まだ若い彼女が此処で働いている理由も朔月は分かる気がした… 「それじゃ私はそろそろ帰ります。 またね緋色」 朔月は2つの大きな買い物袋を持つと施設を出ようとする。 「それお一人で持って帰るのですか」 朔月がそうだと言うと寧音はうーんと考えて、パッと手を叩いた。 まるでアニメの1コマを見ているかのようだ。 「ちょっと待って居て下さい」 そう言って彼女は緋色と朔月を置いて施設に入ってしまった。 「どこに行ったのかな」 「カートでも持って来るのかな」 まさかと緋色は笑っていた。  
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