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まだ若い彼女が此処で働いている理由も朔月は分かる気がした…
「それじゃ私はそろそろ帰ります。
またね緋色」
朔月は2つの大きな買い物袋を持つと施設を出ようとする。
「それお一人で持って帰るのですか」
朔月がそうだと言うと寧音はうーんと考えて、パッと手を叩いた。
まるでアニメの1コマを見ているかのようだ。
「ちょっと待って居て下さい」
そう言って彼女は緋色と朔月を置いて施設に入ってしまった。
「どこに行ったのかな」
「カートでも持って来るのかな」
まさかと緋色は笑っていた。
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