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「悠あの事件知ってるか」
「誘拐事件のことかい」
今日悠と朔月は遥の事務所を訪れていた。
ケーキを作った朔月が遥にもと思い届けるついでにお茶にしようと来たのだ。
「そうだ。
ついに3人目の被害者が出たぞ…いや連続誘拐犯による犯行と決め付けるのは時期尚早かもしれないがな」
遥は朔月が作った苺のタルトを食べながら手元に置いてあったファイルを開いた。
「今日行方不明になった恋人を探して欲しいと依頼が入ったんだ」
「最近物騒だからね。
1日家に帰って来なくても不安になるよね」
朔月は紅茶を入れ直しながら呟く。
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