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例えば僕が料理だとして。
冷めたら、捨てられてしまうんだろうか。
美味しく、ない、と。
それはつまり、君がいなくなるということで。
あぁどうしよう。
耐えられる自信が、全くない。
僕は口下手で。
言いたいことも上手く言えなくて。
伝えられなくて。
だから、君がどんなに好きかっていうのも、上手く伝えられなくて。
冷められやしないだろうか。
いつも、不安で。
ほんとに、君がいないと、どうすればいいのかわからないんだ。
こんなに人を好きになったのは初めてなんだ。
君がいなくなったら、僕は笑えるだろうか。泣くだろうな。幸せを見つけられるだろうか。苦しいだろうな。
だってこんなにも、僕は君が大好きで。
もし君がいなくなってしまうなら、僕はいっそ君のことを忘れてしまおうか。
そうすれば、悲しくも淋しくも苦しくもなんともない。
あぁ、でも無理だろうな。
だって大好きなんだ。
離れたくない。
だから、
ねぇ、あのさぁ、
「…どうしたの?大丈夫?」
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