0人が本棚に入れています
本棚に追加
『月姫争奪!大舞踏会兼武道会』
・参加資格:無し、誰でも気軽にご参加ください
・優勝特典:月姫こと野点みちる様と結婚する権利
・会場:とある高校の体育館、
「よし、杜若一つづつ突っ込んでいこうか」
「そうですね、そこの…壮年男性!」
「(名前忘れたなこいつ)」
「なんでみちる様は私と結婚するのにこんなイベントが必要なんですか!」
「杜若、もういいからあんたは黙ってなさい!とりあえず……壮年男性!なんで私がこんな適当なイベントで婚約しないといけないんですか!」
「(姫様まで私の名前を忘れてるな)あなたはもう28才、婚期過ぎてるからです」
「ちくしょう否定できない、次なんで下界でやるの?」
「月でやるといろいろと壊れちゃうからです」
「よし場所はこれで行こう、とにかく!こんな企画認めません!」
「いえ、すでに現地と月の世界全域にこれと同じビラを配りました」
「流石、あなたは仕事が早いね【一度死んだ方がいいんじゃない】」
「みちる様、ルビで本心がダダ漏れですよ」
とにかく決まったことですから。と言い残して壮年男性は退室していった。
「杜若、あんたこの大会に出て優勝しなさい!そしてこの権利を破棄しなさい」
「それ私に何のメリットも無いじゃないですか!」
「優勝しなかったら明日からあなたの事を伊織さん【アブラゼミ】と呼びます」
「またも強烈なルビ!必ず優勝して見せましょう、でも優勝したら何か褒美を……」
「私の秘書(先ほどの壮年男性のポジション)にしてあげます」
「全身全霊をかけて優勝して見せましょう」
最初のコメントを投稿しよう!