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「君は何歳なんだろうネ♪」
―無駄な問いだな
「そう言わずに考えてみなよ!
生まれを知らず定期的記憶を消して、時々蘇るは異世界のごとき文化
話せない言語を知らず、この世の叡智を修めた君はどこから産まれたのだろうってね?」
―それを知るお前も似たり寄ったりだろう?
それに叡智程でもは無い、「知ってることは知ってる、知らないことは知らない」と言っているじゃないか
「うん!そうだね、それでも君は遥かに異質だよ。この僕が君に出会ったのがほんの数世紀前なのにあれより僅かにしか成長してなくて今も変化してる、それでも君は"ヒト"でしかない
…我々"魔"とも異なるよ?」
―俺はただの長寿の賢者や仙人の類と思えばいいさ、生まれつきのな…
「羨ましい台詞だネ、そんな存在の癖に一般人のように振る舞うから宗教家に睨まれるのだよ!僕を崇めた宗教も潰れたし」
―俺が悪いのか?あれはどこから調べたか俺のことを邪悪な妖怪か何かのように殺しに来るのが悪いのだろう
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