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大昔、神は地球という星を創り、そこに人間と獣人と妖精の三つの種族を住まわせた。
人間は勇気があり
獣人はたくましく
妖精は知恵があった
最初のうちは互いを侵すことなくそれぞれが平和に過ごしていた。
しかし、時が経つにつれ、
人間はその独占欲によって、多種族の地を脅かし始め
獣人はその凶暴性によって、多種族の命を奪い
妖精はその知恵によって、より賢い種族を創造しようとしていた。
種族の均衡が崩れはじめ、各地で戦争がおこり、世界が混乱の渦にのまれている中、妖精の新種族創造が失敗し、影が生まれた。
影は光を消していき、世界はさらに混沌の渦に呑み込まれてしまう。
各地で戦争が起き、影が世界を脅かし続け、人々が怯えた生活を送る中、とある有名な占い師が言った。
「近々三種族に一人ずつ勇者が生まれるであろう。その三人の勇者が力を合わせ、そして三種族が協力しあえば、世界はまた平和となるであろう。」
世界の人々はその言葉を信じ、いずれ現れるであろう三人の勇者をただひたすらに待ち続けていた。
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