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三種族が住む星、地球。その地球の約三分の一の面積を持つ、人間が住まう地域ヒュマリア。
更にそのヒュマリアの広大な海に浮かぶ小さな島、レジェン島。
レジェン島は都市部がある大陸から離れているからか、とてものどかで農業と漁業が盛んな、活気に溢れた平和な島。
空は影のせいで灰色がかっているが、影による影響はただそれだけで、人々は自分たちが住んでいるこの島は影に襲われることなどないと信じ込んでいた。
港町では、朝早くから新鮮な魚介類と漁師のまるで怒鳴っているかのような声が飛び交ってい、畑では、農夫が土を耕す心地のよい音が響き、天に向かって真っ直ぐと伸びる稲穂がゆっくりと昇ってくる朝日を浴びて金色に輝く。
そして島全体が太陽の光に包まれ、いつもとなんら変わらない清々しいほどの朝を迎える。
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