0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
目が覚めた。
小鳥の鳴き声がする。
天井が真っ白だ。
そして何より…朝日がまぶしい。
「亜稀(あき)!目が覚めたのね!本当によかった!」
誰かの声がする。
寝たまま左に首を傾けてみると知らない女性満面の笑みを浮かべてこちらを見ている。
40代くらいの女性。優しそうな女の人。
でも…誰?
頭が割れるように痛い。
「亜稀?聞こえてる?亜稀?」
私はなんとなくその女性を見ながら目を閉じた。
何かがおかしい…。
なぜか頭の片隅でそんな考えが浮かんだ。
最初のコメントを投稿しよう!