第6章

25/53
前へ
/226ページ
次へ
一方 屯所では――― 稽古を終えた沖田が水を飲もうと勝手場に来ていた 「姫菜はまだ帰って来ませんね」 湯飲みに水を汲み飲もうとしたその時、手を滑らせて湯飲みを割ってしまった 「何も起こらないと良いのですが…」 顔をしかめて割れた破片を片付け始めた すると沖田を探しながら廊下を走る足音が聞こえる 「こんな時に一体なんの用なんでしょうか」 沖田は破片を片付け終えてから廊下に姿を現した .
/226ページ

最初のコメントを投稿しよう!

616人が本棚に入れています
本棚に追加