第1章
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「親戚の家に行く前に寄りたい場所があるんだ」 弘毅の言葉に姫菜は検討もつかずただ首を傾げるばかりだ 「それはどこなの?」 「それは新撰組の屯所にもなったことがある西本願寺だよ。行く途中にあるし、駄目?」 弘毅は地図を広げながら、目を輝かせて話している それもそのはず、弘毅は新撰組が好きなのだ 剣道を始めた理由も、彼らへの憧れからだった .
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