Him who does rare action.

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「俺は、っ……辛くな…ぁ、い」 「まあそう言うな」 口では意地を張って強がっている美咲だが、碧い目は口よりも正直で「もっとしてくれ」と訴えている。それに俺の胸を押す手にもほとんど力が入っていない。形だけの抵抗だ。 右手は美咲の下半身に添えたままにして、左手をシャツの下に潜り込ませる。 「乳首も勃ってる」 「言う、なぁ…っん」 小さく存在を主張している粒を、きゅっきゅっと硬さを確かめるように数回摘まむ。 淡く朱に染まっている頬にキスをしたあと、口に再度キスをしながらジッパーを下ろしていく。前をくつろげて、下着を下に引けば、プルンと美咲の欲望の象徴が飛び出した。 やや小振りのものを軽く握り、親指を先端に押し付ける。既に先走りが出ていて、ニチャと卑猥な音を奏でた。 「まだ少ししか触っていないのにもう濡らしてる。本当に感じやすいな。お前は」 「あ、あっ…は…」 握っているものをそのままゆるゆると扱いた。 他はなにもせずに、ただゆっくりと焦らすように微弱な快感をずっと与え続けた。 始めは美咲もそれでよかっただろう。でも今はきついに違いない。それを示すように美咲の性器は最初よりもさらに硬く、体積も増している。先走りの量もかなり多くなっており、俺が手を動かす度に聞こえる音が大きくなっている。 美咲は今いきたくていきたくて堪らない。しかし弱い刺激ばかりで、決定的な刺激がないためにいけない。そんな状態だ。 「ん……ぁ、っし、き」 「なんだ?」 美咲が訴えたいこと。なにを望んでいるのか。それをわかっていながら俺はあえて聞く。 それを美咲もわかっている。 涙の膜を張っている目が一瞬鋭く細まった。しかしすぐに反抗しても無意味だということを悟ったようで、悔しそうに左右に瞳を揺らしたあと、ねだるような色を宿す。 普段強気な美咲がそんな表情になると、また違った意味で嗜虐心が煽られる。 .
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