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「はぁぁぁ!?あのねぇ…玉の輿ってそう簡単になれるものじゃないの!!」
私が雪都に説教?していると…
「ゆめ姉…怖い…」
静は鬼でも見たように、怖がっている。
「"たまのこし"ってなぁに?」
陸は怖がることもなく、゙玉の輿゙の言葉を知りたいようだった。
「それはね…女の子がお金持ちの子と結婚してその女の子がお金持ちになることよ…ゴホッ…ゴホッ…」
ベッドから起き上がり、陸に説明をする…病気のお母さん。
「お母さん!大丈夫?」
「えぇ…いつもごめんなさいね…夢、雪都。」
お母さんがごめんねと言うような顔をした。
そんな顔をしなくても良いのに…
「母さん…それ聞き飽きた。」
雪都が漫画を読みながら呆れた様に言った。
「ちょっと雪都!その言い方は無いでしょ!?」
お母さんに向かって…
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