609人が本棚に入れています
本棚に追加
/128ページ
「お母さん…ごめんね。」
「いいのよ。」
言われても仕方がない…
お母さんはそう言いたそうだった。
私は雪都に鬼よりもっと怖い顔でまた説教を始めた。
「雪都…私はね、可愛くないの!だから玉の輿は無理だから頑張ってんの!分かったぁ?」
ビクッ「は…はい…」
雪都はビクッとして漫画から目を離し、夢の方を見た。
「お姉怖いな…」
「でも皆、ゆめ姉の事可愛いって言うよ?」
陸は顔を引きつらせ、優実は不思議そうに話した。
「姉ちゃんは自分が可愛いっていう自覚が無いんだよ。」
「…う?」
淕は呆れた様な顔をして、静と遊んでいた璃沙は謎だと言う様に言葉を発した。
すると…
ピーンポーン
チャイムが鳴った。
「は~い。」
夢は怒りを抑え、玄関に向かった。
その時、雪都はホッとした。
最初のコメントを投稿しよう!